WaveBoxを置いてみました

前からつけてみようかな~と思っていたWaveBoxを置いてみました。現代だとWeb拍手よりこちらのほうが親しみがある方のほうが多いのかも……と思い……!!(インターネット老人)しばらく両方置いておくので押したい気持ちになった際にはお好みで押して頂ければと思います!

Sorry We’re Closed、ちょっと前にED全部回収してました。本当にアバンギャルドでユルくて可愛くてヘンテコで最高のゲームだったな~!!!大好きです!!!!!!!!!!!

全部で4ルートあったけど、全てのEDを巡る事でこのゲームが大切にしているものがよりクッキリ浮き出てくるように思えたのが体験としてすごく良かったです。特にシャムエルはプレイヤーの選択によって正反対の言動を見せるけど、目の前の苦悩に対する向き合い方が違うだけでどちらも彼の本心なんだろうな~と思える見せ方になっていたのがメチャクチャ好きだな……ホラーとしても彼絡みの演出が一番怖かった(好き)。

トゥルーエンド枠っぽい「愛は勝つ」ルートも良かったけど、個人的に「右腕」EDが物語としては一番好きかも。ロマンス抜きのめちゃくちゃマッチョな話だったけど……そこが逆に良いっていうか……超ワルで超トキシックなレズビアンガール&クイーンの最強ヤクザたち、好きになっちゃうだろうが!!!(ラストバトルの位置づけが純粋に力と力の比べ合いになってるのもヤクザ同士の巨大感情ぽくてよかった。キスやセックスより殺し合いでお互いを求めあうタイプの二人だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)

これ描きながらおれは教会トリオのことパワパフだと思ってるかもしれねえ……と思った

一通りクリアはしちゃったけど、この先寂しくなったりしんどくなったりする事があったらわたしはロンドン特別区のみんなに会いたくなってこのゲームを起動するだろうな……って思いました。マジでみんなの事がBIGLOVEになっちゃったから……全ステージ★6ランク制覇の実績も取りたいし!!!(残り1ステージだけなんだよな~~~!!!) ファンアートでもまだいろんなキャラ描きたいな~

FF14日記:黄金ロールクエストの話

パッチ7.16でエクストラクエストが配信されたので、改めて黄金のロールクエスト全体の感想を書いておこうと思った。怒っています。やっぱこれメインシナリオより五億倍問題あるって!!!

暁月6.0を終わらせた時も黄金7.0を終わらせた時も、それぞれに「描写に問題点がないわけじゃないけど、いろんな属性の人々を描こうとする気概は素敵だと思うし今後を応援したいな」って思っていた。

でも今この冷笑極まる世界情勢の中、最新にあたるパッチでこういう悪意のある話を見せられてしまうと「良い部分にだけ目を向けて応援しようと言っていた自分が馬鹿だったのかも…………!!!!!!!!!!!!!!!!」という気持ちにならざるを得ないです。そういう内容だったと思う。本当に厳しい……。

(今までは何人もいるシナリオライターさんの中で比較的良識のある人が書いたストーリーが前面に出ていただけで、チーム全体で価値観の共有があったわけじゃなかったって事なのかな……。蒼天とかツクヨミ周りの話ではちゃんと社会構造批判を描けていたもんな……。)

バトルは楽しいし自キャラも気に入っているのでしばらくはプレイを続けると思うけど、このお金と時間をSteamで積んでるインディーズゲーに回したほうが有意義なんだよな~~~……って気持ちになっちゃったのは確かだな……。人生って一度きりだし時間も有限だから……。

拍手おへんじ&ISATの続き

拍手おへんじです!


引き続きISATをちょこちょこ進めています。自分に道を覚える能力がなさすぎて久々にアナログで地図とメモを取りながらゲームを遊ぶ人になっている!!!!わたくしはダークソウルも道が覚えられなくて自分以外誰も読めない地図を書きながらプレイしていた人間……

ループはぜんぜん進んでいないのですが、ヴォーガルドにおける体のクラフト=肉体的なトランジションの具体的な説明が出てきて、それぞれの出身地による法制度の違いや抜け道の話も含めてかなり”現実”ですごく良かった。

身長2cm伸ばすクラフトしたい!そしたら誰から見ても背が高い人に見えるから!っていう話でパーティがやんややんや話してるの、一見コミカルで微笑ましい会話だけどこれってトランスのパス度の話じゃんね~~~~……!!!!!!と思うとあまりに切実で泣けちゃったよな…… たかが2cm、されど2cmなんだよね……

”今のところは体のクラフトを選択していない”シフランが見せるこの反応が、わたしはとても……好きだぜ。

てがろぐの復帰&In Stars And Timeをやっている

長々と放置していたてがろぐをようやく復帰させたついでにブログパーツとして横に入れてみたりしました!!! 一年以上放置していたっぽい。ワハハ……

そもそも長いことサイト全体を放置しすぎ&自分自身インターネット引きこもりになりすぎてたので、今年はあちこちメンテしながらもう少しサーチサイトに登録したりして人間社会に化けて出ていくのを頑張れたら……いいな~……!!という感じです。(過去に自分で書いたディスコエリジウムの感想を読み直してても他者と関わりを持とうとする事って大事だな……という話をしていたので、期せずして過去の自分に諭されている状態になってウケちゃった。大事だね……)


そしてようやくIn Stars And Time(リンク先Steamストアページ)を新年からプレイしているのですが、め、めちゃくちゃに良い~~~……!!!! 

主人公のシフラン含めた仲間たちが本当に全員かわいくて優しくて、滅びを待つ世界観も相まってプレイ開始時にもうめちゃくちゃ涙目になってしまった(ラストダンジョン直前から始まるゲームなので、プレイ開始時に仲間たちの今までの道のりや絆の強さをざっくり説明してくれて……そこで既に感極まってしまい……!!!)

というか、逆にループが始まってからは謎解きがしっかり進行するので泣いている場合ではないのである。

全体的なプレイフィールとしてはMOTHERからUNDERTALEを経由した道のりに続くクラシックRPGという感覚ももちろんあるんだけど、1ループごとに少しずつ新しい事を見聞きして、それを持ち帰ってまた新しいループを始める……っていう感覚はかなりムジュラとかOuterWildsに近い感触があるな~と思いました。この4作品に好きなタイトルがある人はIn Stars And Timeもきっと好きになるのではないかと思う……!!

あとはストアページとかの紹介文でも見られるように明確なクィアゲームで、主人公のシフランや仲間のボニーがノンバイナリーである事から始まってゲームのあちこちにクィアな描写がてんこもりです。うれしい!!!!!!!

シフランのプロフィール画面。キャラクターの立ち絵の横に シフラン(ノンバイナリー)と明記されている。

代名詞まわりの翻訳はかなり苦労されてるんだろうな……と思うのですが、He/Theyノンバイナリーのシフランは一人称”僕”にする事で雰囲気を出しつつ、ループ(観測者系上位存在。オタクが大好きなやつ!!)との代名詞にまつわる会話を「きみは男性寄りの中間だよね(うろ覚え)」と訳す事でプロフィールの補足になるようにされているのかな……という感じで、かなり言葉を尽くしてニュアンスの違いをカバーしようという意思を感じました。これはほんとに大変だったんじゃないかなと思う……!!

ループのセリフ:なんにでも明確に答えられるわけじゃないけど…誰かがいて話ができるっていうのは、こういうことに一人で立ち向かうよりも、いいことだと思うよ。

ループ自身の代名詞は”私たち”に翻訳されてたので、これは原文でも意図的に文法を崩して”We”になってたりするのかな……?(キャラクターとしてもトリッキーだし……)と思ってたらこちらは”They/Them”だったっぽい。代名詞まわりの翻訳ってマジで難しい。

ミラベルのセリフ:…ジェンダーを変えたり、今までの自分とは別の人間になったりするときは、すでにつけられている名前から選ぶことができるってわけ!

こちらはゲームの舞台であるヴォーガルドは複数の名前を持つ風習があって、性別移行する時もその中から好きな名前を使えるんだよ~という話。う、うらやましい~~~……。シフランやオディールはヴォーガルドの出身ではないので、プレイヤーと一緒にこういう話を新鮮に聞いてくれる構図になってるのも上手いつくりになっているな~と感じます。

一緒に冒険する仲間たちは本当に全員魅力的なんですが、個人的にちょっとオディールのことが別格で好きすぎるんですよね……

シフランのセリフ:(言った。)

餃子とかおにぎり食べてるっていう話を見ると出身地のカ・ビュー地方は東アジア系モチーフなんだろうな~と思うんですが、黒髪パッツン結い上げヘアにメガネで切れ長のミステリアスな目元……みたいな、匙加減で一発ステレオタイプになっちゃいそうな要素てんこもりなのに「こんなキャラ今まで見たことない」デザインになってるの……凄すぎる!!!!

中高年女性キャラとしてもかなりひとクセあって(というかパーティで一番の偏屈者なのでひとクセどころではない)す、好きになっちゃうよ…………こんなの…………

好きになっちゃうよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

あと地味にバトルが……めちゃくちゃ……面白い!!!!!!!!!!

FFのATB的な半リアルタイムのターン管理と敵味方のグーチョキパーの属性、そこにシフランとイザボーのターン入れ替えスキルが合わさって「難しくはない、でも戦略性がちゃんとある」感じがめちゃくちゃ気持ち良いです。戦闘中の顔アイコンもその時々の行動や残りHP、デバフの状況でクルクル変わってこれがまためちゃくちゃカワイイ……

ランダム要素としてサポート枠のボニーが時々何かしてくれるのも、バトルシステム的なボーナスだけでなく「PTメンバーじゃなくたって一緒に冒険できる」って気持ちを強めてくれてすてきな要素だな~と思います。進めれば進めるほどみんなの事が好きになる。

(そして現状だと敵として戦っている”哀し身”が本当に倒していい相手なのかプレイヤー目線ではわからなくて、果たしてこの爽快感は素直に享受していいものなのだろうか……と思うとかなりドキドキする。何もない事ない気がするんだよな……!?)

イザボーのセリフ:変化ってのは、自分の一部を置き去りにして進むことなのかもしれないな!

何よりさらっとこういうセリフたちが山のようにあるのが本当に良いよ~!!!! このゲームを作った人の価値観がすごく好きだ、と思わせてくれる会話がいっぱいある……すてきな事です!!

まだプレイ初めてからループ回数が10ちょっとなので序盤も序盤だと思うのですが、(クリアまでにはかなりの回数ループが必要っぽい…?)2025年に遊ぶ最初のゲームをこれにするぞ!と決めた自分、マジでサンキュな……の気持ちです。本当に良いゲームだ……。

あけまして2025

あけましておめでとうございます!!!!! 年明け早々にFF14の中でおみくじ引いたら2回連続で大凶でした 逆に豪運なのかも……


拍手おへんじです!


2025年になったということはいよいよSTにヴェノムくんが来る現実と向き合うという事で既にハチャメチャ緊張しています!!!!!!!!!!ウワーッ!!!

推しが新衣装ひっさげて来るのが嬉しい!!!という純粋なファン心理、あの後パン屋どうなってるんだろうというカップリングおたくの好奇心、名残雪やブリジット&テスタメントを経た2025年にアークと石渡氏はヴェノムくんをどう描くんだろうという期待、”反多様性”な人たちがまたジャンルの内外から同性愛や肌の色を揶揄しに寄り集まってくるんじゃないかという不安……さまざまな感情が混ざり合って正直かなりナ~バスになっている!!!!!キンチョです!!!!!!!!!!!!!!

(最後の懸念については杞憂で終わればそれでいいけど、今の排外主義がどんどん広まってる日本の状況を見ていると楽観的な気持ちになるのはかなり難しいよな~とも思ってしまう……悲しいけど……)

正直ギルティについては自分でファンアートを描く事にも若干の恐怖感が伴うようになっちゃってる部分が結構あるのかも。でもどうせここは個人サイトなので誰も見てないわな!!ガハハ!!!という精神を思い出して今年はこの恐怖感を乗り越えていきたいぜ!! リハビリかな……?(そうかも……)

星竜のらくがき

年内のうちにこれだけは描いて残しておきたかったトンチキファンアートです

自分の中のヴリトラに対する劣情、もう少ししっかり文章に残しておきたいんだけどスクショを取ろうと思ってゲームを起動してしまうと普通にプレイしてしまうため一生タイミングを逃している おれって……アホなのかも……!?

「Sorry We’re Closed」 EDふたつ見た時点の感想

ひとまず8時間ほどプレイしてED二つ回収&サブクエストの分岐もいくつか見ておりました 最高のクィアロマンスサバイバルホラーゲームです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

(ファンアートとしてもうちょっとヒネりのある絵にしたほうがよかったのでは!?という気持ちと未プレイの人にもゲームの雰囲気が伝わるストレートなファンアートにしたいだろ!!!という気持ちが両方ある……!!!!)

ミシェルと公爵夫人のエキセントリックなロマンス、メチャクチャ良かったネッ…… シャムエルのエピソードとかダンジョンの中の石板とかも含めて、「他者を愛するとは何か」を語り続けるお話としてめちゃくちゃ好きなやつでした。愛とは暴力でもあり、一度芽生えたら不可逆で破壊的な衝動であることを自覚しながらそれでもパワフルなラブロマンスをやる話、良いッ……。

あくまでもロマンスが主軸のストーリーではあるけど、友情が恋愛と同じように(比較されたりすることなく)大切なものとして描かれてるのも嬉しかったです。今回のルートだと夫人に惹かれ気味な選択肢ばっかり選んでしまったのでメチャクチャ塩対応するルートも見てみたいナ……♪♪♪

恋路に立ちはだかる壁がクソデカ目玉なのもLOVEすぎる。かわいいね~~~!!!!

ゲームプレイ部分は後半になると結構しっかり難しい部分が目立ってきて、この手のゲームに慣れてない人には予想以上に厳しい難易度だったかも……と思いました。多くの人にプレイしてほしいけどゲーム性で投げ出してしまう人もまた多いかもしれない……(でもこのビジュアルと雰囲気にビビッと来る人には強くオススメしたい……!!!)

あと英語圏のゲームレビューを見ているとSHやメガテン・ペルソナと並んで須田ゲーの影響が大きいと言われていて、な、なるほど~……!!!と思いました。 須田ゲー、興味はあるけどまだ一本もやった事がないんだよな……Killer7がずっと気になっています!!!

ミシェルの服装がゴリゴリにトランスフラッグカラーな事については、最初はミシェル自身のアイデンティティをプレイヤーに示しているのかな?と思ってたんだけど、今の自分の考えは(うまく語弊なしに言語化するのが難しいんだけど……)ちょっと違うかも。

というのも、プレイを進めるうちにこの作品が全体を通してキャラクター個人個人のアイデンティティやセクシャリティを必要以上に説明しない作りを徹底しているな~という事に気付いて……。

代名詞やファッション、キャラ同士のパートナーシップからある程度「いまの彼ら・彼女らの在り方」を推察する事はできるけど、それ以上の事は提示されない。それは(メジャーなタイトルでウンザリするほど見かけるような)クィアネスを透明化するための誤魔化しではなく、現実でシスやストレートの人が説明を必要としないように、クィアピープルだって自分が何者かを逐一定義したり説明する必要はないはずだという意思表示のための沈黙なんだと思った。

ゲームタイトルの”Closed”もクィアネスを隠す意味としての”Closet”にかけていたりするのかな……?とも思ったけど、このへんの細かいニュアンスは英語初心者にはちょっとわからない(永遠の初心者)。

公爵夫人のジェンダーについてもデザイナーの方のコメントがあって、プレイヤーがどう解釈することもできるようにデザインしている・夫人のジェンダーをどう認識するかはその人の在りようによる……という風に言われているんですが これって夫人だけでなく他の全てのキャラクターにも言える事でもあるな……と思ったんですよね。

(ついでに上記のコメントでミシェルにとって公爵夫人は女性、と言及されていることがわたしはメチャクチャ嬉しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ヤッター!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)

そんなこんなを経て、今の自分はミシェルについて「シスかもしれないしトランスかもしれないしそのどちらでもない別のジェンダーかもしれない、何だとしてもミシェルは水色の髪でピンクのコートを着たレズビアンの女の子である事は変わらない」と思うようになりました。この考えも今後変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。

あとは先日も触れたけど、クィアが抱える苦悩は天使と悪魔の存在に仮託して描かれているぶん人間キャラクターには意識的にそれを持ち込まないようにしていると思うんですよね。

天使と悪魔の交わりが禁忌とされている中でも隠れて愛し合うカップルはいるし、教会の悪魔はかなりハッキリと性別違和/身体違和を持つ人が抱く苦しみを反映して描かれているな……と思ったので……。(個人的にめちゃくちゃ印象的だったキャラクターです。)

「クィアピープルは宇宙人じゃない、一人一人が普通に生きて当たり前に日常を過ごしてる人間なんだよ」と地に足の着いた生活を描き出しつつ、自分達の苦しみや悩みを無かった事にしないために天使と悪魔に想いを託して深々と突き刺さるストーリーテリングをやっていく誠実さ、めちゃくちゃ良かったです。好きだな……。

天使と悪魔が愛と実存を天秤にかけて戦っている間、人間は恋人とハムスターの事で頭がいっぱいになっているのだった。

大きなネタバレは避けつつ長々と感想を書いてしまったけど、まだまだ現時点で見ていない分岐もいっぱいあるので攻略情報見つつがんばります。周回プレイではアルマンド料理長に食材ぜんぶ渡してあげたいよ……!!!!

「Sorry We’re Closed」をやっている

PCゲーム、Sorry We're Closedのメインビジュアル。

(Steamストアページ :https://store.steampowered.com/app/1796580/

お、面白すぎる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ついクソデカ太字で叫んでしまうくらいガッチリ刺さってしまった マジでめちゃくちゃ面白いです!!!!!! ダントツで今年の個人的GOTY候補になっちゃった……(言うてまだ進行度3日目の途中なんですけども!!!!!!!!!)

ゲームジャンルとしてはかなりしっかりめのサバイバルホラーなんですが、合間合間に挟まるキャラクター達の会話が絶妙にユルくてカワイイ所、ボス戦のアゲアゲなBGMと必殺技のヴィジュアル的なポップさが上手く絡み合って「ちゃんとホラーしてる所はホラーしてるけど、全体的にはとにかく奇妙で面白くて超キュート」って印象に仕上がってるゲームだな~と思いました。まさしくクィアという言葉がしっくりくる……。

まず主人公のミシェルがめちゃくちゃかわいい。悪魔に呪いをかけられてあらゆる意味でハートを狙われるわ、天使からは悪魔狩りに勧誘されるわでかなり大変な目に合ってると思うんだけど、どんな状況でも受け答えが絶妙に抜けてるのがゲーム全体の雰囲気を軽妙にする事に繋がってて良いんだよな……ちょっとした会話の端々から仲間想いな人物なんだな~というのが伝わってくるのもすてきです。

立ち絵のキャラクターデザインはこれでもかというくらいトランスフラッグの色合いベースになっているけど、これはミシェルはトランス女性だと読み取ってもいいのかな……?

ロンドン特別区の住人達も全員クセが強くてみんな魅力的なんだけど、相棒ポジションのロビンはやっぱ特に好きになってしまうな……。ミシェルとの友情の形がメチャクチャかわいいよ~~~! まだEDひとつも見てないけど選択肢によってはロビンとそのパートナーを敵に回す展開もあったりするんでしょうか…… 

日常パートだと人間同士のゲイカップルの仲を応援するのと並行して天使と悪魔の恋路を後押ししたりもできる。頑張って成就してほしい(させたい)。

このへんは現実的な生活の中でカップル達がぶつかる普遍的な問題やトラブルを人間キャラクターを通して愚かしくも愛嬌溢れる姿に描きつつ、社会制度や権力によって今まさに現実のクィアピープルが押し付けられている苦悩は天使と悪魔をメタファーとする事で直接的になりすぎないように描こうとしているのかな~というのを感じた。

確かにフィクションの中でまで現実の社会制度に苦しめられたくないよ~!!と思う時もあるし、かといって全くそれを描かないのも……嘘じゃん……?と思う時もあるので、こういう形で両方を拾おうとしているのはスマートな手段だな~と思う。上級の天使が悪魔と交際してるのはお咎めなし(なぜなら中間管理職の天使は権力に弱いので何も言えないため)というあたりも程よい笑いと哀愁が漂ってて良いんだよな……。

現状もっともお気に入りなキャラの悪魔の郵便屋さん(かわいすぎ)

 

ゲームデザイン的にはレトロなグラフィックや見下ろし固定カメラ、”裏世界”的なワールド&クリーチャーデザイン……と初期のサイレントヒルシリーズの影響がかなり明確に表れてるんですけど、”第三の目”を使う事によって裏世界と表世界をテンポよく(部分的に)切り替えられるのがビジュアル的にもバトルや謎解き的にもスパイスになってて楽しいです。「ここ第三の目で見たら何か変化あるのかな~」ってあっちこっち調べるのがかなり楽しい。インタラクトした時に出る文章も変わったりするし……

(そもそもインタラクトできる箇所がかなり多めのゲームなんですが、調べて出てくる文章が適度な長さで内容も面白いので調べるのが苦じゃないどころかもっと読みたくなる作りなのが地味にすごい。大手のゲームでもこのへん面倒になっちゃう作品って結構あるので稀有な魅力だと思う)

何より、本家SHシリーズのクリーチャーデザインを担当されていた伊藤氏が2023年に典型的なトランスヘイトに扇動された発言をしていたのが一人のファンとしてかなりショックで(歌舞伎町オールジェンダートイレ騒動と前後していた時期の話……)あれからSH2の話題とかを見てもずっとモヤモヤ……とした気持ちを抱いていたのですが、そんな中でSHからの影響を全面に出しながらバチバチにクィアネスを貫く素敵なサバイバルホラーが作られているという事が……めちゃくちゃ嬉しい!!!!元気出る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

インターネットの場末に佇む一人のクィアにんげんとしても、一人のSHファンとしても行き場を失ってた魂の一部が救われた気がする。おれにとってはこのゲームの存在が福音です。

ここまでメチャクチャベタ褒めしてきたけど、ゲームとしての難易度はホラー特有の操作感の悪さも相まってちょっぴり高めかも。少なくともバトルでは最低限のエイム力が求められるのでFPS全くやった事ない人には厳しい気もする……(超難しい、という訳ではないので普段からアクションゲーム触ってる人だとプレイしてるうちに慣れる範囲かな~と思います。チュートリアルも丁寧だし……)

あと住民との会話で選択肢を適当に選んでると後で選びなおせない要素だったりするのでちゃんと考えて選んだほうがいいです わたしは何度かロビンを怒らせてしまった……ワハハ……

まだどのエンディングにもたどり着いてない進行度ではあるのですが、現状あまりにも最高ゲームだったのでドチャクソ長文感想を書き連ねてしまったぜ。 でもこういう熱量ってガーッとある時に出力しておいてナンボだと思うし、マジで一人でも多くの人の目に触れてほしいゲームなので……気になったらぜひ……触れてみてほしい!!!!デモ版もあります!!!!!!!!!!!

公爵夫人、普通に求愛がストレートすぎて負けそう 愛のダイソン(吸引力)

10月中のあれこれ

6.1~の感想書こ~と思っていたはずが文章をこねこねしてる間にXrdの資料集は出るしディズィーのトレイラーとキャラクター情報も出るし守護天節でなんやかやしているうちに黄金もクリアしてしまった!!!!!!期日前投票も行きました!!!!!!(報告)

カイデズがサラッと建国してるのは感慨深さとビビりが同時に来てしまったけど(統治の対象になる領土と国民がいきなり降って沸くのはさすがにビビる)、このへんの話をこれからアニメでやるよ~という布石なのかな……? デズ追加のタイミングでカイVSシンに専用曲が来るのはめちゃくちゃ良い追加要素でLOVEすぎ STのシンちゃんあんまり触ってなかったけどこの機会にアケモも見ておきたいな…

資料集もまだサラッとしか読めてないんですけど、書下ろしエピソードは全体的にゲームで顔出しされてない人がピックアップされてて嬉しい……!! エイプリルフールのパン屋さん短編もこの流れの一部だったのかな? ヴェノムくんの服は構造が判明した事により更に謎が深まった気もしつつ、STの衣装デザインに繋がる部分も垣間見えた気がしてンフフ……ってなってます あと絵コンテ系が情報量多くて見てて楽しい。優しい吐息を吹きかけられるボール……エッチだ……

FF14はついに黄金をクリアして最新パッチぶんまで追いつきました!!!!!ヤッタ~~~!!!!!!! マジでこの半年ぶっ続けでプレイしてしまったので、ここからは多少のんびりやりたいですね……(と言いつつノーマルレイドもやりたいし高難易度とかモブハントツアーにも積極的に参加してみたいし、ヴァリアントダンジョンとかボズヤとかまだまだやりたい事がいっぱいある……)

あんまり好意的な感想じゃないけど黄金の雑感もしたためておきます おかしいな……その前にヴリトラへのモエを文章にしようと思っていたはずなのですが……

あとはカンパニーハウスをゲットしたのでフレンドとこつこつ飾り付けをやっています 今までもチョコボ育成用にアパルトメントは持ってたんですけど、一戸建てはお庭いじりが予想外に楽しくて……個人ハウスもちょっと欲しいかも……(ギルがなんぼあっても足りない!!!!)

FF14日記:ヴリトラがかわいい

パッチ6.1~のメインクエストを進めてたらヴリトラの事がかなりLOVEになってしまって ミニオン目当てにサントラを……買ってしまいました……(懺悔)

ちっちゃいあんよがかわいいね……

ヴリトラ、6.0を進めてる時から生真面目で愛情深くてその優しさ故に窮地では冷静になりきれない性格が萌えドラゴンすぎる~~~!!!!!!!!と思ってはいたけど 6.1以降で種族としての竜もかなり掘り下げがあった事でいろいろとバクモエになっちゃったな……

一気に走っちゃったけど6.1以降の感想もまた後で書きたいです。暁月はアライアンスレイドのお話もすごくよかったな~!

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前後しちゃったけどプレイ中にメモしてた暁月後半の感想です!!主にアイティオンから最後のところまで かなり脳内垂れ流しの内容

今はメインクエストを進めたりアライアンスレイドを終わらせたりパンデモニウムを進めたりなどなどしています そろそろ黄金のレガシーに入りそうな気配を感じる……!!(ヴェノムくんがSTに来る前には最新パッチまで追いついておきたい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)