む、むこうぶちが各巻1円セール!?!??!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?
「5月20日は”御無礼”の日」じゃないんだよ!!!!(トンチキすぎるって!!!!)
むこうぶち、カテゴリとしては麻雀漫画だけど麻雀のルール解らなくても短編連作ヒューマンドラマとして楽しく読めるので、今すぐ読まないとしてもこの機会に電子書籍のライブラリに入れるだけ入れてみてはいただけませんか!?!?!?!??!?!?
なにせ1円なので……絵がうまいし……すごい男男感情がいっぱいあるし……素晴らしい漫画なんです…………。(自分も4年前の既刊11円セールの時に一気に買ったのをちょっとずつ読んでてまだ最新刊まで追いついてない人間なんですけど、漫画ってそういう読み方をしてもいいんだな~って思った)
というか、実際自分も読み始めた時には全く麻雀のルールを知らなかったので対局シーンはちんぷんかんぷんだったけど 読んでるうちに「もっとこの作品のこと深く理解したいかも……ていうか自分も打ってみたいかも!!!」と思って一通り打てるようになるまで勉強したのだった。そういう作品です。

出典:天獅子悦也『むこうぶち』11巻
伝説級にかっこよすぎるページ……。本当に絵が上手い……。昭和のタッチでしか味わえないこの湿度、たまらないぜ。
巻数が進むにつれてだんだん絵柄も変化してデフォルメ感が強くなってはくるんですけど、長髪男キャラの後れ毛の描写は近年の巻になっても異常にこだわりを感じるのでここは作者も楽しんで描いてる部分なんだろうな~と思う。フェチを感じて笑顔になってしまう。
作中の男男感情もスピンオフまで出ている江崎&後堂をはじめとして沢山あるけど、自分はサブキャラ(と言っていいのか?)の祐太と条二のぎこちない友情が一番好きです。

出典:天獅子悦也『むこうぶち』20巻
良すぎる!!!!!!!!!! 本当はこの次のページの会話が一番すごいので20巻収録の168話~172話だけでも読んでほしい、1円だから……。
(祐太、準主人公ポジションでありながら最終的に”平成の世でその生き方は通用しない”という現実を最も重く背負って舞台を降りた人物でもあって、長期連載の中でその無常さを描き切っているところもまたこの作品の好きな所だな……と思う。いやまだ最新刊まで読めてないから平成編でヒョッコリ出てきたりしてるのかもしれないけど……)
今回みたいな1円セールはさすがに前代未聞だけど、新刊が出るたびに既刊11円セールとかやってるので「なんか男男感情のオタクが推してる麻雀漫画があったな……」って事だけでも記憶にとどめておいてもらえると嬉しいです。好きな漫画だから……。