エデンの攻略を終えたりエウレカに潜ったりしつつ、今はバブイルの塔の話を終えたあたりです エデンもガレマルド周辺のシナリオもめちゃくちゃ好きなタイプのお話で、う、うれしい~~~!!!
エデン、未だかつてなくガールズパワーのお話だったっていうか、FF8のオマージュを存分に組み込みつつ実質ウテナだしスタァライトだったな……!?!?!??!?!みたいな話で……メチャクチャ良かったな!?!??!?!!?!?!?!?!?!??!?!(こういう”実質”構文、良くないとは思うんですがマジでそう言いたくなる理由があるので許してほしい 本当なんだ……)
ガレマルド周辺のシナリオも政治と国の話を誠実にやってくれていてすごく嬉しい~~~ FF14に興味を抱いてからずっとこういうお話が見たいなと思っていた気持ちが満たされていくのを感じる……!!!
あと鉱石ラジオが出てきたのを見て オッいいですね(鉱石ラジオ好き)と思ってたら物語上の役割が最悪すぎて笑っちゃった。ワハハ……
▼折り畳みでネタバレ感想&余談でウリエンジェにクィアネスを見てる話▼
月まで来たの、アガる~~~!!!
ガレマルドでのお話、とにかくこのへんのアリゼーとアルフィノの会話が本当に良かったな…… 社会の複雑さに人間の心ってなかなか耐えられなくって単純化する事で受け止めやすくしようとしてしまうけど、そうやって物事を単純にする事でそぎ落とされる物はあまりにも多すぎるという事、どんなに難しくて苦しくても世界の複雑さをそのままに受け止める事がどんなに大切かという事をキャラクターにまっすぐに語らせてくれるの、良い……
(ただ、こんなに大切な事を丁寧に言語化してくれるのにどうして今までモブ帝国兵とかモブ難民の描写があんなに一面的だったんですか……!??!?!?!?!!??!という疑問も抱かずにはいられないのですが……シナリオライターの個性と手腕次第と言ってしまえばそうなのかもですが……)
帝国側の描写が増えた事で「神と信仰」の描き方に今まで無かった側面が出てきたのもとてもよかったな~と思います
ゲームプレイとして神殺しを為さなければいけない以上、毎度毎度「テンパードとして植え付けられた信仰は本当の信仰じゃない」とか「蛮神は召喚者の願いを歪める偽りの神でしかない」とかあれこれ信仰を否定する理由をつけてはいたけど なんか……この正当化……すごく……モヤモヤする……!!!と思っていたので、無神論主義のガレマルド内から「神にすがりたい気持ち」について吐露されるシーンがあったのはかなり刺さりました。人間には神と信仰が必要になる瞬間だってあるんだよな。ユルスくん、生きろ……
あとやっぱヴァリス帝の末路とか誘拐からのブレインジャックとか、全体的にバブイルの塔まわりエッチすぎてびっくりしちゃったな……(悪いオタクですまない……)
ゼノぴ、月面でヒカセンと戦う前に「お前とやりあいたいんだけど今このタイミングで大丈夫そ?」ってコンセンサス取ってくるの変に真面目でめちゃくちゃ笑っちゃった セックス前の合意形成と同じタイプの確認行為を殺し合いの前にやってくるの、ゼノスというキャラクターの表現として完璧すぎる……
エデンは本当にとにかく女と女の話なのが本当に良かったな~~~ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
少年少女の照れちゃうようなラブが魅力のひとつだったFF8を2020年の時点であえて女と女で語りなおすの、めちゃくちゃ意味がデカい出来事な気がする……!!! あと漆黒本編の要素と合わさる事で主題がうまく換骨奪胎されて「さまざまな男達の”愛”によって役割に縛り付けられていた女達が、自分たちの力で手を取り合って未来に抜け出す」というお話にもなってるのが本当に良かった 今のところノーマルレイド系のお話で一番好きだ……
クライマックスもFF8のオマージュすぎてちょっとウケちゃいつつ、サンクレッドという自分にとっての”魔女の騎士”に憧れと抑圧を同時に感じていたリーンが、今度はガイアを救うために自分が騎士として置き土産のガンブレードを取って禍根を断ち切るのがアツすぎて正直……ちょっぴり……泣いちゃったよな!!!!!!
自分としては漆黒メインシナリオの中でサンクレッドのモラハラムーブが”父の愛”の一言で許されてる雰囲気になっちゃってる事がずっっっっっっっっと納得いかなかったので、エデンでしっかりそこに言及されているのもよかったな~~~と思います。 再生三層で悪魔合体してるのは笑っちゃったけど、イノセンスやランジートと並べられるほどトキシックな面がサンクレッドにもあったという事をゲーム中でちゃんとお出しして貰えたの、すごく安心したな……
ところでウリエンジェ、結構クィアな雰囲気がある人だよな~とずっと思っている
漆黒以降で占星術師にジョブチェンジしてかなりたおやかな装いになったのがめちゃくちゃ良いイメチェンだな~と思ってて、暁メインキャラの中で一番大柄でモミアゲ&ヒゲも豊かなウリエンジェが”古典的な男性像”から一番遠く離れた装いと振る舞いで描かれているの、好きなんですよね…… ヒト社会では変わり者扱いで浮いてしまってたけど妖精郷にはすんなり溶け込めていた、というところも含めて社会の求める規範から少し外れたところで生きている人、というのを意図的にやっているように思える 最近はギャグ担当になりつつあるけど……(かわいいね。)
何より新生でのムーンブリダとの関わり方がかなりアロマンティックな人のそれに見えるな~と思っていて……! スクショは紛失してしまったのですが、砂の家で茶化されてた時に「幼馴染だと言っているでしょう……」って静かに怒ってた姿がすごくAroっぽさあるな~と思ったんですよね ただこの後のシナリオで「あの時は素直に”恋愛”感情を伝えられなかっただけ」としてロマンティックラブに回収されそうな気もしてビクビクしていますが……
個人的にはムーンブリダとウリエンジェ、”幼馴染として”本当にずっと大切な人だった、それぞれに愛の形こそ違うけど確かにお互いを想いあう感情がそこにあった、って方向性であってくれたらいいな~と思っている。これは願望です……
FF14でクィアっぽい人といえばサドゥの事も外せないんですけど、暁月だとシリナと仲良くなっててめちゃくちゃカワイイね~~~!!!(置いてきぼりになってる余輩もカワイイね~~~!!)
ドタール族の「魂と体の性別が違う状態で生まれてくる事がある」のが当たり前に受け入れられてるジェンダー観、紅蓮の時点ではクィアネスを描こうとしてるというよりは前世/今世観による信仰の多様性描写に比重を置いてるのかな……?って感じがしてたんですが 暁月のサドゥはなんとなく紅蓮の時より意識的にトランスマスキュリンな人として描かれてるような気がする。 マグナイが”余輩のナーマ”としてお嫁さん候補の話をしている時、目的語を”見込みある戦士”と性別を限定しない言葉にあえて言い換えながら返答するあたりもサドゥの中にある何かしらの信念が反映されている感じがあるように思えて好きですね……
実をいうとこの手前にやっていたウェルリト戦役のクエストがNot for me すぎて、ガチで体調崩すほどゲッソリしちゃってたんですが(ロボアニメオタクの悪ノリ総詰め合わせパロディ状態なのがキツすぎた、これは同族嫌悪の念もある……)エデンとメインクエストでだいぶテンションが上向きに持ち直してきててホッとしています……マジで一時期あらゆるフィクションを楽しむ元気が無くなっててヤバかったな……
あとは In Stars And Time を前からやりたいな~と思っていたので購入したんですが、気づいたらスタァライトのADVも発売していた(買いました) じ 時間が無限に足りない……!!!!!!!