長々と放置していたてがろぐをようやく復帰させたついでにブログパーツとして横に入れてみたりしました!!! 一年以上放置していたっぽい。ワハハ……
そもそも長いことサイト全体を放置しすぎ&自分自身インターネット引きこもりになりすぎてたので、今年はあちこちメンテしながらもう少しサーチサイトに登録したりして人間社会に化けて出ていくのを頑張れたら……いいな~……!!という感じです。(3年前にふせったーに書いたディスコエリジウムの感想を読み直してても他者と関わりを持とうとする事って大事だな……という話をしていたので、期せずして過去の自分に諭されている状態になってウケちゃった。大事だね……)

そしてようやくIn Stars And Time(リンク先Steamストアページ)を新年からプレイしているのですが、め、めちゃくちゃに良い~~~……!!!!

主人公のシフラン含めた仲間たちが本当に全員かわいくて優しくて、滅びを待つ世界観も相まってプレイ開始時にもうめちゃくちゃ涙目になってしまった(ラストダンジョン直前から始まるゲームなので、プレイ開始時に仲間たちの今までの道のりや絆の強さをざっくり説明してくれて……そこで既に感極まってしまい……!!!)
というか、逆にループが始まってからは謎解きがしっかり進行するので泣いている場合ではないのである。

全体的なプレイフィールとしてはMOTHERからUNDERTALEを経由した道のりに続くクラシックRPGという感覚ももちろんあるんだけど、1ループごとに少しずつ新しい事を見聞きして、それを持ち帰ってまた新しいループを始める……っていう感覚はかなりムジュラとかOuterWildsに近い感触があるな~と思いました。この4作品に好きなタイトルがある人はIn Stars And Timeもきっと好きになるのではないかと思う……!!
あとはストアページとかの紹介文でも見られるように明確なクィアゲームで、主人公のシフランや仲間のボニーがノンバイナリーである事から始まってゲームのあちこちにクィアな要素が見受けられます。うれしい~~~!!!

代名詞まわりの翻訳はかなり苦労されてるんだろうな……と思うのですが、He/Theyノンバイナリーのシフランは一人称”僕”にする事で雰囲気を出しつつ、ループ(観測者系上位存在。オタクが大好きなやつ!!)との代名詞にまつわる会話を「きみは男性寄りの中間だよね(うろ覚え)」と訳す事でプロフィールの補足になるようにされているのかな……という感じで、かなり言葉を尽くしてニュアンスの違いをカバーしようという意思を感じました。これはほんとに大変だったんじゃないかなと思う……!!

ループ自身の代名詞は”私たち”に翻訳されてたので、これは原文でも意図的に文法を崩して”We”になってたりするのかな……?(キャラクターとしてもトリッキーだし……)と思ってたらこちらは”They/Them”だったっぽい。代名詞まわりの翻訳ってマジで難しい。

こちらはゲームの舞台であるヴォーガルドは複数の名前を持つ風習があって、性別移行する時もその中から好きな名前を使えるんだよ~という話。う、うらやましい~~~……(自分も戸籍名を変えたいってずっと思ってるけど道半ばで心が折れているため……) シフランやオディールはヴォーガルドの出身ではないので、プレイヤーと一緒にこういう話を新鮮に聞いてくれる構図になってるのも上手いつくりになっているな~と感じます。
一緒に冒険する仲間たちは本当に全員魅力的なんですが、個人的にちょっとオディールのことが別格で好きすぎるんですよね……


餃子とかおにぎり食べてるっていう話を見ると出身地のカ・ビュー地方は東アジア系モチーフなんだろうな~と思うんですが、黒髪パッツン結い上げヘアにメガネで切れ長のミステリアスな目元……みたいな、匙加減で一発ステレオタイプになっちゃいそうな要素てんこもりなのに「こんなキャラ今まで見たことない」デザインになってるの……凄すぎる!!!!
中高年女性キャラとしてもかなりひとクセあって(というかパーティで一番の偏屈者なのでひとクセどころではない)す、好きになっちゃうよ…………こんなの…………

好きになっちゃうよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あと地味にバトルが……めちゃくちゃ……面白い!!!!!!!!!!

FFのATB的な半リアルタイムのターン管理と敵味方のグーチョキパーの属性、そこにシフランとイザボーのターン入れ替えスキルが合わさって「難しくはない、でも戦略性がちゃんとある」感じがめちゃくちゃ気持ち良いです。戦闘中の顔アイコンもその時々の行動や残りHP、デバフの状況でクルクル変わってこれがまためちゃくちゃカワイイ……
ランダム要素としてサポート枠のボニーが時々何かしてくれるのも、バトルシステム的なボーナスだけでなく「PTメンバーじゃなくたって一緒に冒険できる」って気持ちを強めてくれてすてきな要素だな~と思います。進めれば進めるほどみんなの事が好きになる……!!!
(そして現状だと敵として戦っている”哀し身”が本当に倒していい相手なのかプレイヤー目線ではわからなくて、果たしてこの爽快感は素直に享受していいものなのだろうか……と思うとかなりドキドキする。何もない事ない気がするんだよな……!?)


何よりさらっとこういうセリフたちが山のようにあるのが本当に良いよ~!!!! このゲームを作った人の価値観がすごく好きだ、と思わせてくれる会話がいっぱいある……すてきな事です!!
まだプレイ初めてからループ回数が10ちょっとなので序盤も序盤だと思うのですが、(クリアまでにはかなりの回数ループが必要っぽい…?)2025年に遊ぶ最初のゲームをこれにするぞ!と決めた自分、マジでサンキュな……の気持ちです。本当に良いゲームだ……。